高永化学様

自社開発商品販売サイト「パイプファクトリー」を新たに作成
組み立て式ラグビーゴール「Hポール」の拡販に成功!

 

株式会社高永化学 代表取締役 高橋寧様

高永化学様は、プラスチックパイプの中でも塩ビパイプ・ABS樹脂パイプに特化した専門メーカーです。POP用品(旗・垂れ幕用ポールなど)や園芸用品、工業用品、その他日用品等、幅広い分野で使用されています。創業から約50年の技術の蓄積で、お客様からのあらゆるニーズに応じ、少量試作~量産まであらゆる商品を短納期で提供しています。

株式会社高永化学

パイプファクトリーパイプファクトリー

新しいチャレンジの必要性を感じてHPを作成

なぜ、パイプに特化したページを作成したのですか?

ホームページは昔から持っていましたがリニューアルを考え、ゆうきカンパニーのWEB講座やネットクラブなどのセミナーに参加しました。
今あるホームページのSEO対策などを強化して内容をリニューアルすれば、お客様からのお問合せが増えると思っていたのです。

ところが、セミナーに参加して、自分のホームページがすでにSEO対策などはできていて、仕事のプラスアルファを得るには、新しい目線、新しいチャレンジが必要だと気づかされました。安い海外への需要が増え、既存のお客様のお仕事が減少していく社会情勢の中、環境の変化に対応できる会社であらねばならないと確信しました。

そこで、今のサイトのリニューアルではなく、自社で開発したプラスチックポールを使った製品をアピールする「パイプファクトリー」のホームページを新たに作成しました。

このサイトを作ったことで、日常の仕事の中で、ちょっとした思い付きを形にしたり、常に新しい事を考えるようになりました。
待ちの仕事から自分から働きかける仕事に変化しました。既存のお客様が減り、会社の売上が半減した危機があったからこそ、チャレンジできたと思っています。
今後は、社員からもアイデアや新しい発想の声が上がる事を期待しています。

今ではHPからの新規のお客様の方がだんぜん増えました

「パイプファクトリー」を作成して変化はありましたか?


カラーパイプ

パイプを使った収納棚

パイプファクトリー」のサイトを作ってから、他業種様はもちろん、同業種の方からもプラスチック加工の工程でご紹介してもらえるようになりました。

平成25年頃からは、既存のお客様よりもホームページからの新規のお客様の方が多くなり、その多くはリピート顧客になっています。もし、ホームページがなかったらと考えると怖いですね。
現在、ホームページからのお問い合わせは月に15~30件あり、そのうち見積りになる案件は30%くらいです。お仕事を選べるようになったことも大きく変化した一つです。ホームページから来るお客様は、間に商社が入らずダイレクトに注文がくるので、利益率が高く、適正価格で商売ができます。新規顧客が増えた事はもちろん、仕事の単価が上がった事が大きな変化だと言えます。

自社開発商品の「Hポール」に手ごたえを感じています

「Hポール」の売れ行きは順調ですか?

Hポール」はどこでも組立可能

軽量なので女性でも持ち運び可能

2019年はラグビーワールドカップが花園で開催されます。
その流れもあり、現在、多くのお問合せを頂いております。本当のラグビーゴールは価格が高く、重量、一方で「Hポール」はわずか7㎏と軽量で女性でも持ち運びが可能、設置も簡単で短時間でできます。サッカーゴールは沢山ありますが、ラグビーゴールはなかなかないのが現状です。実際に販売してみてわかった事ですが、購入して下さるのは、個人ではなくイベント会社の方が多いですね。
今後も自社のオリジナル製品を開発して「環境の変化に対応できるチャレンジする会社」にしていきたいと思っています。

若手からベテランまで働く明るい職場

高永化学株式会社では、若い職人からベテランまでが一丸となって日々の製造に取り組んでいます。
お客様の様々な要望に応じてパイプを製造加工しています。


パイプ厚みの偏りを調整

パイプ内径寸法のチェック

オーダーサイズでのパイプカット作業工程

パイプカット機のサイズ調整作業

生産管理を行う女性社員
 

 

取材を終えて

高永化学様は、常にチャレンジを続ける会社でした。経営危機に直面したことがきっかけで、安定した今でも変わらず考えて生み出す事に挑戦しています。高橋社長は、「Hポール」の認知度アップの為に、プレリリース原稿を役所に自ら持ちこむなど、その行動力に驚かされました。また、顧客、自社サイトの分析を丁寧に行い、ホームページをフルに活用していました。常に何か生み出せないかという攻めのお仕事ぶりに勉強させて頂きました。